大学生になるとアルバイトを始める人が多くて、それを見たあなたは「私もバイトした方がいいのかな?」と焦っていませんか?
でも、他の人とは違って生活費に余裕があったり、実家暮らしでお金に困っていない方はそもそもアルバイトをする必要がなく、時間の無駄ではないか、とも考えるでしょう。
今回は、そんな疑問を持つ大学生を対象に大学生がアルバイトをする必要性について掘り下げていきます。
結論:意味ない?大学生がバイトをするのは時間の無駄ではなく、必要性がある
〜結論〜
大学生がバイトをするのは時間の無駄ではなく、必要性がある
結論から述べると、大学生がバイトをするのは時間の無駄ではありません。また、その必要性が大いにあると考えます。
とくに、文系大学生はバイトをやるべきです。
その理由を下記に記載したので、ぜひご覧ください。
理由1 社会人になる前の通過儀礼
普通に学生をやり、普通にサラリーマンになる人が9割を超える日本社会でアルバイトは一つの通過儀礼となっています。
多くの人が会社に属し、その組織の中で立ち振る舞う必要があることを考えると、学生時代に前もってその練習をするという意味でアルバイトは意味をなします。
さらに、良好な人間関係の作り方や基本的なビジネスマナーなどは学生のうちに済ましておくことで社会に適応できないといった環境面での苦痛を味わうことが少なくなるでしょう。
理由2 9割の大学生が経験をしているから
上記画像は、求人サイト「an」に掲載されている大学生のバイト経験を表したものになります。
結論から述べると、92.2%もの人が大学4年生になるまでに一回でもアルバイトを経験していることがわかります。
このことから大学生にとってバイトとは、「みんながやっている普通のこと」だと言えます。
例えば、アルバイトをしていなかったあなたは、就職活動の面接で必ずこんなことを聞かれます。
「どうしてアルバイトをしていなかったのですか?生活費は両親からの仕送りですか?」
この質問をする背景として、大学生はアルバイトをしているのが当然という考えが多くの社会人の中であるからです。
この質問に論理的に「アルバイトをする必要がないこと」を説明できれば、もちろん問題はないでしょう。
しかし、授業が忙しくなく、かつ実家暮らしの人がバイト経験がないとなったら、面接官からどのように見られるのかもう分かりますよね。
理由3 将来の仕事を見つけるきっかけになる、適性を知る
冒頭でお伝えした「とくに文系大学生はやるべき」という意見ですが、その主な理由として「将来の仕事を見つけるきっかけになる」からという理由でバイトをやるべきと主張しました。
文系学生の共通点として、活かせる専門性がない点が挙げられます。
活かせる専門性がないということは、就ける仕事の幅が広いが何を仕事にするのか決まっていないとも言えます。
つまり、将来やりたいことを見つけるためにもインターンやバイトを実際に経験して見てあなた自身に合っているのか、合っていないのか判断する必要があります。
理由4 異性と交際に至る場合が多い
4つ目の理由は、異性との交際に至る場合が多い点です。
大学生というとサークルや同じ学部、学科、飲み会、合コンといったイベントはありますが、高校生の頃思い描いたほどの出会いはないのが実情です。
もちろん、人によってはありますが、自ら動かないと本当に出会いがないでしょう。
そんな時、アルバイトなら一緒に働く中で自然と交際に発展させることが可能です。
女性がいない理系学部では、女性と出会える場所はかなり限られてきます。
その点を踏まえると、バイトで彼女、彼氏を作ることができれば、そこまで人間関係を気にせず異性との交際を楽しむことができます。変な噂が立てばやめればいいだけですから。
大学外で交流関係を築くことは、多くのメリットがあるので覚えておいてください。
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理由5 時間の切り売りと時間の無駄を積み重ねると実績とスキルが溜まる
下記のサイトでは、アルバイトは時間の切り売りだからやるべきではないと意見しています。
スキルがつかないアルバイトに関しては時間の切り売りになることが多いでしょう。また、将来その経験が役に立たないことも容易に想像がつきます。
しかし、アルバイトから正社員になったり、アルバイト期間中にプログラミングの実務を積むことでフリーランスエンジニアになることも一緒くたんにしてしまうのは非常に危険です。
フリーランスエンジニアの中には、アルバイトから初めてわずか3年目年収600万円になった方もいらっしゃいます。
つまり、そのアルバイトが実績を積んでいけばいくほど、比例して年収が上がるバイトなのであれば、時間の切り売りとも全く時間の無駄とも言えないでしょう。
理由6. アルバイトをやる意味、する意味を自分で見つけられる
学生の皆さんは、将来なにかしらの職業に就いて働かなければいけません。
そんな時、お金以外の目的で仕事をする必要性を自問自答する時が必ず来ます。"必ず"です。
こうした自問自答する機会を与えてくれるのが、アルバイトの良さであり、仕事を続ける上で欠かせなくなってきます。
つまり、働く意義をアルバイトの経験から学べると言えます。バイトをする必要性や仕事をする意義は自分で見い出さなければいけません。
バイトが時間の無駄だと言い切れる大学生はバイトをしたことがある人だけ
バイトから得るものは、「上下関係」「人間関係」「協調性」といったところでしょうか(他にも、細かいのはあるとは思いますが)
もちろん、これらの社会人としての基礎力を身につけることも大事です。しかし、よくよく考えてみれば、こういった能力は、学校生活を普通に過ごし、部活動を行ってきた人ならバイトをせずとも最低限身についている能力です。
バイトから得られるものは、あなたが思っているよりも少ないのです。高校生ならまだしも、大学生活の大事な時間をバイトに費やすことは無駄でしかありません。
念を押します。「バイトを続けることはリスク」です。
引用:オモロク
ここまでバイトの必要性を説いてきましたが、上のブログのようにバイトから得られるものは少ししかないと主張する方もいます。
しかし、このように自分の主張を持てるのはバイトを実際にしてきたからです。もしもこの方がバイトをしていなかったら、バイトが自分にとって必要かどうか区別がつかないだけでなく、ブログでの意見も実態がない、薄い意見になっていることでしょう。
このように、「バイトは時間の無駄」だと言い切れるのはバイトをしてきた大学生だけです。
実際に経験をしてみて、バイトが必要かどうか判断しても遅くはないでしょう。なぜなら、大学4年間はあまりにも長い時間だからです。
時間の無駄?大学生がバイトをする意味ない?のまとめ
ここまで、アルバイトをするべき6つの理由を述べてきました。
- 社会人になる前の通過儀礼
- 9割の大学生が経験をしているから
- 将来の仕事を見つけるきっかけになる、適性を知る
- 異性と交際に至る場合が多い
- 時間の切り売り、時間の無駄ではない
- バイトをする意義を見出すことができる
この記事を見て、バイトをしようか迷っている大学生は、まずは将来どんな仕事をしたいのか考えるべきです。
そして、その仕事と関連するバイトをぜひ経験してみてください。
その経験がのちのち役立つことを確信していますし、必ず勉強になるでしょう。