コンビニは、皆さんが頻繁に利用する身近なお店であり、これからバイトを始めようとする人にとって、まず選択肢のひとつにあがる定番のバイトではないでしょうか。
コンビニの仕事は、普段利用する身近な存在であるがゆえに、簡単そうなイメージをもたれている方もいると思いますが、実際に働いてみると意外と大変なお仕事です。
ここでは、私が実際にコンビニで働いた経験をもとに、コンビニバイトに向いていない人の特徴についてまとめています。これからバイトを始めようと思っている皆さんにとって、バイト選びの参考になれば幸いです。
コンビニバイトに向いてない人の特徴6選【向いていない人】
- ひとつの仕事に集中しすぎる人
- 覚えることが苦手な人
- 単純作業が嫌いな人
- 人と接することが苦手な人
- 立ち仕事が苦手な人
- 時給のいいバイトを探している人
1.ひとつの仕事に集中しすぎる人
皆さんがコンビニを利用する際、店員さんは「レジ打ち」や「商品陳列」の仕事だけやっていて楽なイメージをおもちではないでしょうか。
実際、私もコンビニでバイトを始めるまでは、仕事のほとんどが「レジ打ち」「商品陳列」の作業で暇なバイトとばかり思っていました。
しかし、コンビニバイトの仕事内容は、非常に幅広いうえに作業量がとても多く、オールマイティにこなさないといけません。
仕事内容の一例
- レジ打ち
- 商品の陳列
- 商品の発注
- 宅配便、メール便の受付
- 公共料金等の代行収納
- 調理(揚げ物など)
- ごみ捨て
- トイレ掃除
- 店内清掃
- お客様対応
細かい内容をあげればきりがない程多いです。
まず、レジには常にたくさんのお客さんがくるので、基本的に接客をし続けることになります。日中は、バイト2人体制の中でレジ以外の仕事を山ほどこなすことになります。案外簡単そうに思うかもしれませんが、常にレジに気を配りながら作業を進めることは思った以上にストレスですし、意外と作業も進まないのが現状です。
「レジ打ち」「商品陳列」だけ・・と、ひとつの仕事に集中しすぎると、レジ待ちのお客さんから苦情を受けることが多々あります。実際に皆さんもレジ待ちの行列ができてイライラされた経験もあるのではないでしょうか。
よって、そういった事態を避けるためにもひとつの仕事に集中しすぎることなく、常にバイト仲間の動きやお客様の状況を把握する広い視野と、テキパキと仕事をこなす能力が求められます。
2.覚えることが苦手な人
コンビニの仕事は、ひとつひとつの作業自体は難しくありませんが、仕事内容が幅広いうえに作業量が多いため、覚えることが思った以上にたくさんあります。最近では、現金以外にも電子マネーで支払う人が増えているため、以前よりも多種多様になっています。
よって、覚えることが苦手な人には、バイトを始めてしばらく経ってからも苦労するかもしれません。ちなみに、私はタバコの銘柄を覚えるのにとても苦労した覚えがあります。
3.単純作業が嫌いな人
コンビニの仕事は幅広く作業量が多くなりますが、覚えてしまいさえすれば単純作業ばかりです。
よって、仕事に慣れてくると、作業スピードが上がり効率よく進めることができ、余裕がもてると思います。
ただし、時間帯によっては、それが暇と感じることがある上に、単純作業ばかりなので、仕事にやりがいを求める人には向いていないかもしれません。
暇になればなる程、時間が過ぎるのがとても遅く感じ、逆にとてもつらくなります。
4.人と接することが苦手な人
皆さん、一日にコンビニに来店するお客様の数を知っているでしょうか?
どこのコンビニも平均して一日に800人から900人程度となります。(セブンイレブンでは1000人程度と少し多くなっています。)
当然、本を読むだけやトイレを借りるだけのお客さんもいるため、来店する人数はもっと多いでしょう。
これだけ多くの人と触れ合うため、中には、長い世間話をしてくる方、不愛想な方、理不尽なクレームを言ってくる方に対応していかなくてはいけません。
数あるバイトの中でもお客さんと触れ合う人数はトップクラスであるため、人と接することが苦手な人には向いていないかもしれません。
また、勤務中は基本的にバイト2人体制となります。コンビニバイトは、相手の仕事状況を把握しながら上手く連携していく必要がありますが、気の合うペアでなければストレスがたまります。
気が合わない人と常に2人で勤務しなければいけないので、そういった人と接することが苦手な人には向いていないかもしれません。
私も実際に経験がありますが、バイトのパートナーで困った人もたくさんいました。
- ひたすら話しかけてくる人
- 逆に何も話さない人
- 年齢差があり話しがあわない
- レジにお客様が並んでいるのに自分の仕事しかしない人
- ぼーっとして仕事しない人
- 作業が遅い人
社会人になってからは、気の合わない人と山ほど遭遇しますし、上手く対処していく必要があります。バイト先で気の合わない人と一緒になってしまったら、今後の勉強と思って、頑張りましょう。
5.立ち仕事が苦手な人
私の経験上、バイト中に座って作業することは一度もないでしょう。
お客さんがしばらくいない時には、他の作業をするために動き続けなければいけません。
他の作業が終わりお客さんがいない時でも、ずっとレジに立ち続けることもあります。
いずれにしても、立ちっぱなしの仕事であるため、立ち仕事が苦手な人には向かないかもしれません。
6.時給のいいバイトを探している人
コンビニ業界の時給は、とても安いのが現状です。
全業種のバイト賃金「平均約1000円程度」に対し、コンビニバイトの全国平均時給は「約900円程度」となっています。特に地方においては、最低賃金に設定されているところも多くあります。
この安時給に対して仕事量はとても多いので、割にあわずに辞めていく人もたくさんいました。
よって、高時給のバイトを探している人は、コンビニバイトを選択肢にいれないほうがいいでしょう。
まとめ
コンビニバイトは、「暇で楽そう」「レジで立っているだけ」と気楽に始めると、安時給の割に仕事量がとても多く、挫折するかもしれません。
でも、多少向いていなくても働き続けることができるバイトでもありますし、「案外働きやすい」「やりがいがある」と思う人もいるかもしれません。
実際、私が大学生の頃に3年間働き続けることができたのは、作業を覚えてさえしまえば働きやすかったこと、大学の変則的な授業にあわせてシフトに融通がきいたところです。
バイト先の決め手にはいろいろあると思いますが、自分の性格や大学のシフトに合ったバイトをみつけてください。無理なく、できれば楽しめるバイトに出会うことができれば幸いです。